HIV

ダルナビル/リトナビルはロピナビル/リトナビルにくらべてHIVの抑制効果が優れていた

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先日のICAAC/IDSAで、ダルナビルの初回治療における有効性に関する発表がありました。以下、要約です。HIV未治療群を対象とした臨床試験の結果、ダルナビル/リトナビルは他のHIV治療薬との併用により、ロピナビル/リトナビルを使用した群と比べて、すぐれた…

ラルテグラビルの効果と安全性

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NEJM7月24日号に、インテグラーゼ阻害剤、ラルテグラビルに関する論文が2本続けて掲載されています。 1本目は、BENCHMRK-1、BENCHMRK-2という2つのスタディの結果をまとめたものです。「耐性HIV-1感染に対するラルテグラビルと至適基礎療法」 Raltegravir wi…

ニューモシスチス肺炎のマインドマップ

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プリジスタ

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一般名はダルナビル(=TMC-114) プロテアーゼ阻害剤。 他のHIV薬で十分な効果が期待できない場合、認容性に問題がある場合に使用する。 初回治療については、有効性、安全性が確立されていない。血中濃度を維持するためには、リトナビルによるブーストが不…

成長ホルモン放出因子の代謝への効果

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内臓脂肪組織は,ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染患者の多くにおいて,抗レトロウイルス療法中に蓄積する.この作用は,心血管リスクの上昇と関連している。 ここでは、内臓脂肪蓄積を減少させる目的で,成長ホルモン放出因子アナログであるテサモレリン(t…

アフリカ成人の細菌性髄膜炎に対するステロイド投与

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HIV 感染の有病率が高い地域の成人の細菌性髄膜炎に対して,デキサメタゾンを用いた補助療法を行ったところ,死亡率,罹患率はいずれも低下しなかった.同条件下で,細菌性髄膜炎に対するセフトリアキソンの筋肉内投与は,静脈内投与に比べて劣ることはなか…

HIV感染症におけるカレトラの位置づけ

カレトラは米国保険福祉省(DHHS)のガイドラインにおいて、PIをキードラッグとしたレジメンの中で推奨薬の1つと位置づけられている。 カレトラをキードラッグとしてHAARTを継続していくうえでは、下痢、高脂血症・耐糖能悪化、精神科薬との併用、徐脈性不…

HIV曝露後予防

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Basic regimen⇔Expanded regimenがある。 治療は4週間で、2週間ごとに有害事象の有無を確認する。Basic regimen ZDV+3TC or FTC+TDF or d4T+3TC Expanded regimen : Basic regimen+lopinavir/ritonavir, nelfinavir…etc.妊娠の可能性がある場合は、efavirenz…

体液におけるHIV伝染の危険性

伝染が報告されたもの ①血液、②母乳、③精液、④膣分泌物 伝染の可能性があるもの ①脳脊髄液、②腹水、③胸水 伝染が報告されていないもの 便、唾液、痰、汗、涙、尿病院では針刺し事故か、またはHIV感染患者の血液が直接粘膜に接触して HIVの伝染が起こる。 針…

「Maravirocの追加により、48週後のHIVコントロールが改善した」

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最近承認されたCCR5侵入抑制因子maravirocは、 最適化された抗レトロウイルス療法に加えられた場合、治療経験がある患者の最適化された治療単独より、48週後の時点で有意にHIV増殖を抑制しているようである。 この臨床治験番号A4001027、MOTIVATE 1試験(Mar…