抗菌薬の最新用量および副作用のまとめより

サンフォード感染症治療ガイド2006、表10Cより、面白いと思った部分を抜き出し。
・PIPCはガラクトマンナン検査の偽陽性を起こすことがある。
・カルバペネム系は持続静注のほうがより効果的かつ安全であることが示唆されている。
・MEPMの抗菌活性は、好気グラム陰性菌に対してIPM/CSよりも↑、StaphylococcusおよびStreptococcusに対してわずかに↓、嫌気性菌には同等。
・CAZは広域スペクトルのセファロスポリナーゼにより分解される。
・CTRXは1gを12時間ごとに静注するよりも、2gを24時間ごとに静注するほうが、組織濃度は良好。
・CTRX投与に伴う胆嚢内泥状物による偽胆石症は超音波で50%に発見され、9%で症状を認めた。
・CFPMは第3世代セファロスポリンよりも黄色ブドウ球菌に対する抗菌活性は大。