エンテロコッカス属

 形態上は連鎖状の球菌であり、D群抗原性を示すことから、かつて連鎖球菌属に入れられていたが、その後の研究で、1984年にエンテロコッカス属として分離独立した。
 本属のヒトへの感染の約80%はE. faecalisであり、残りのほとんどはE. faeciumによる。尿路感染、菌血症、腹腔内感染、細菌性心内膜炎などを起こす。
戸田新細菌学 第33版 P.480

戸田新細菌学 改訂33版

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