臨床一般

吐血と下血のマネージメント

まず、バイタルサインを評価し、安定させることにつとめる。 バイタルサインの中では、脈拍と収縮期血圧が有用。 ”Shock Index”という指標(=脈拍数/収縮期血圧)による出血量を推定可能。根本的な治療は内視鏡による止血となる その前に対症療法として、 …

妊婦に使用可能な薬剤

胃薬:H2ブロッカー、プリンペラン 解熱:アセトアミノフェン 鼻炎:クロルフェニラミン 抗菌薬:ペニシリン、セフェム 喘息:β2刺激薬、ステロイド吸入 眠剤:クロルフェニラミン日常診療のよろずお助けQ&A 100」P.158-159日常診療のよろずお助けQ&A100―救…

髄膜刺激徴候

Brudzinski(ブルジンスキー)徴候 患者を仰臥位にして頭部と頸部を胸部のほうに屈曲し、股関節と膝関節の屈曲を観察する。Kernig(ケルニッヒ)徴候 患者の片脚を股関節と膝関節で屈曲させる。 その状態から膝をまっすぐに伸ばし、抵抗や疼痛の有無に注意す…

肝嚢胞のCT像

内部が均一な、水の濃度(胃の内容と同じ)、境界が明瞭で造影される部分を持たない、腫瘤性病変として描出される。 壁は薄く、CTでは同定できない。多発することがある。一方、肝膿瘍の場合、辺縁が不整で内部の液体成分の濃度も不均一となる。 造影後に濃…

後腹膜線維症 retroperitoneal fibrosis

進行性の非特異的炎症性線維増殖をきたす。 全身性特発性線維症の限局系と考えられ、中部尿管が好発部位となる。 尿管が圧迫され、水腎症をきたす。 腎瘻増設、あるいはdouble-Jカテーテル留置のうえ、 副腎皮質ステロイド薬を使用する。今日の治療指針2007 …