体液におけるHIV伝染の危険性
伝染が報告されたもの
①血液、②母乳、③精液、④膣分泌物
伝染の可能性があるもの
①脳脊髄液、②腹水、③胸水
伝染が報告されていないもの
便、唾液、痰、汗、涙、尿
病院では針刺し事故か、またはHIV感染患者の血液が直接粘膜に接触して
HIVの伝染が起こる。
針刺しでは、平均1μlの血液が移される。
HIV感染のウイルス血症期には、1μlあたり5個の感染性粒子が存在する。
HIV感染患者の血液のついた注射器で1回針刺し損傷すると、
0.25%のHIV伝染の危険性がある(1000件あたり25例)。
一方、傷がある皮膚や粘膜がHIV感染患者の血液に1回曝露すると、
0.09%のHIV伝染の危険性がある。
ICUブック P.452-453
Levy JA, Am J Med 1993; 95: 86-100
- 作者: PaulL. Marino,稲田英一,長谷場純敬,唐沢富士夫
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