2008-02-14から1日間の記事一覧

NF-κBのはたらき

NF-κBは、遺伝子調節タンパクで、大部分の炎症で重要な役割を持っている。 脊椎動物では、2種類のサイトカイン ①腫瘍壊死因子α(TNF-α)と ②IL-1が炎症に特に重要である。 これらのサイトカインは細胞表面受容体に結合し、ほとんどの細胞の細胞質に不活性型…

気腫性腎盂腎炎

CT上、腎実質や腎被膜下にガスを認めることが診断上重要である。 ガス像は腎周囲腔、傍腎腔から対側の後腹膜腔までおよぶことがある。 腎実質の破壊を伴うType1のほうが、腎実質か周囲に液体貯留・膿瘍を認めるType2よりも予後が悪いとされる。腹部のCT P.26…

急性腎盂腎炎のCT像

CTでは、造影後に単発性もしくは多発性の楔状の造影不良域としてみられることが多い。 感染に伴う浮腫と血管攣縮によると考えられている。 腎腫大もよくみられる。 腫瘤様の低吸収域としてみられることもある。 炎症は腎周囲腔にしばしば波及し、腎被膜やbri…